蒸し暑い梅雨が続いておりますが、子ども達のおしゃべりからは「もうすぐ夏休み」感が聞こえはじめました。
夏休みの宿題に公募コンクール課題を何か1つ制作するよう指定したり推奨したりする小学校は多いようです。子ども達に聞くところでは、「作文、絵画にくらべたら、どちらかというと楽だから書道を選ぶ」ことも少なくないようです。
弊塾でも「児童生徒書道展」や「JA書道コンクール」の作品に取り組むお子さまがたたくさんいらっしゃいます。
いつも真剣に取り組んでいるお子さまは、もちろん、ますます真剣に取り組まれます。
細部にまでこだわって、清書した作品を最後にどれを選ぶかで一緒に悩みます。
いつもはのんびり楽しんでいるお子さまはというと、俄然、真剣度が増します。
普段見られないような表情で、思い通りに書けなかったところを悔しがったり、うまくできないハライを集中練習したりし始めます。いつもは「これくらいでいいかな」と、のんびりモードなのが、「もう1枚書いてみる。」「ダメだもう1枚」と前のめりモードになります。
コンクール挑戦の効果、私が思うにそれはそれは絶大です。
ます、作品やお手本をよく観察するようになります。「もっとこうしたい」という意欲から、「できた!」ときの達成感が倍増します。清書を満身創痍で仕上げた後は、確実に技術力が上がり、どこに気をつければよいかがご自分で分かるようになっていきます。
入賞できたり、金賞を取れたりすると、お子さんも私ももちろん嬉しいのですが、きっとそれは「成長の副産物」で、何より素晴らしいのは「挑戦する気持ち」なのだと思います。
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